中学受験は「親の受験」なのか?

塾長ブログ

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中学受験は「親の受験」なのか?

世間では、

中学受験は「親の受験」だと言われている。

でも、果たしてそうであろうか?

「親の受験」だと言われるから、

問題が起きるのではないか?

少し考えてみてほしい。

小学校受験であれば、

確かに「親の受験」といえるかもしれない。

それはお子様が幼すぎるから。

幼すぎるがために、

「なぜ受験するのか?」

この問いに、

お子様から回答することは困難だからである。

「こう言いなさい」と親から言われて、

その言葉をそのまま言うことはできるかもしれない。

でも、それは自発的発言ではなく、

オウム返しである。

だから、小学校受験は「親の受験」なのだ。

では、中学受験はどうだろうか?

世間で言われるような、

「親の受験」()()ない(・・)

中学受験は「お子様の受験」で、

「お子様自身の受験」である。

中学受験を「親の受験」だと言うから、

さまざまな問題が起こる。

まずは、

「親の受験」 = 「親の責任」 となる。

先ほどの小学校受験の例でいえば、

受験の成功も、失敗も、親の責任だといえる。

お子様自身の意思で受験したのではないからだ。

では、高校受験はどうだろうか?

さらに、大学受験はどうだ?

「親の受験」とは言わないし、

不合格になって「親の責任だ」とは言わないはずだ。

(なんでも周りのせいにする輩はいるが・・・)

だったら就職活動ではどうだ?

希望の就職ができなかったとしても、

さすがに「親のせいだ」というバカ者はいない?と思うのだが。

このブログでもしょっちゅう書いていることだが、

中学受験をお子様の為の、

「自分受験」にしないといけない。

「自分受験」とは

自分のために受験することで、

勉強するもしないも自分の責任、

合格することも不合格になることも自分の責任、

他人事ではなく、自分事にする受験のこと。

私の塾では入塾する際に、

「どうして中学受験するの?」と目的を聞くようにしている。

「目的ないところに目標達成はない」と考えるからだ。

親からやらされている受験で何が手に入るのだろうか?

さて、ここで触れておきたいことがある。

中学受験は「お子様自身の受験」である、ということはわかったが、

では中学受験における「親の役割」とは何なのか?である。

中学受験における「親の役割」はとても大きい。

役割を間違えると、お子様を間違った方向に行かせてしまうこともある。

中学受験における「親の役割」は、

お子様の「応援団」に徹することである。

つねにお子様のことを信じて、声援を送り続ける。

「できる」と信じる。「成功する」と信じ続け、エールを送り続けることである。

お子様が道に迷いそうになったら、

正しい道を示してあげる、

これも大事な役割である。

「応援団」だから、直接教えてはいけない。

お子様の横について教えている親がいるが、

それではいつまで経ってもお子様が自立しなくなってしまう。

親子の関係も悪化する。

「だって私が教えないと授業についていけないんですもん」

と言っている親がいるが、

それでは「親の受験」である。

中学受験は、「お子様の自身の受験」だから、

親は応援団で、応援するのが役割だから、直接プレイはしない。

だから、お子様に教えることはしない。

多くの中学受験塾では、

中学受験は「親の受験」だと言い続けています。

なぜそう言うのでしょうか?

また、そういう塾では、

「授業がわからなかったら、保護者さまが教えてあげてください」と言います。

なぜ、そう言うのでしょうか?

つまり、「親の受験」と言うことで、

塾側の責任にはしたくない。

失敗したら「親の責任」としたい。

「親の受験」=「親の責任」としたいのです。

なぜ、大手集団塾の補習目的の個別指導や家庭教師があるのか?

なぜ、大手集団塾では成績順のクラス設定がされているのか?

よく考えてみてください。

あなたがどうかは知りませんが、

塾の成績を上げることに躍起になっている方へ、

もっと冷静になって考えてみてください。

その行動は「お子様のため」になっていますか?

――――――――――――――

過去の事実はけっして変えられないが、

過去の解釈はいくらでも変えられる。

過去の事実に縛られると、

未来の可能性を縛ってしまうことになる。

未来の解釈をするのはあなた次第である。

            野田 英夫

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「中学受験と幸せの答え」をさがしていきましょう。

私はこれからも思っていることを本音で書いていきます。

塾業界で蔓延している非常識を明らかにしていきます。

皆さんに少しでも早く目を覚ましてもらうために!

「中学受験と幸せの答え」をさがしていきましょう。

では、また!

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