いつもお読みいただきましてありがとうございます。
中学受験カウンセラー野田英夫（のだひでお）です。
皆さんは、中学受験をはじめるとき、
どんな覚悟をして臨んだでしょうか？
私は、これまで中学受験カウンセラーとして、
多くの保護者とお会いしてきた。
そのなかで特に多く聞こえてきたのが、
「お金と時間とストレス」。
「お金と時間とストレス」の覚悟をして、
中学受験に臨んだということ。
中学受験させる親は、
「お金と時間とストレス」の覚悟を決めて、
中学受験をはじめているということ。
まず「お金」について、
中学受験するには多額の「お金」がかかる。
一般的に、中学受験させる家庭の年収は、
800万円以上と言われている。
少なくとも世帯年収で800万円以上ないと、
先々、資金がもたないということになる。
また、それは受験期間だけではない。
私立に進学したら、中学3年間だけでも、
430万円程度が目安となっている。
さらに、その先には高校も大学進学も控えている。
参照：文部科学省「平成30年度子供の学習費調査の結果について」
そして、
次に「時間の覚悟」が必要となる。
一般的に、
中学受験というのは、
「親の受験」と言われている。
（私はそうは思わないが…）
親の受験だから、
親も「時間の覚悟」をしなければならない。
親も頑張れば頑張るほど、自分の時間を提供しなければならなくなる。
つまり、中学受験のために、
「親の時間」が要求されるということ。
例えば、
「塾の送り迎え」に親の時間を取られていく。
また、集団指導塾では「勉強のフォロー」によって親の時間は搾取されていく。
授業を理解して帰ってきてくれればいいのだが、
そうもいかないので、親が「授業フォロー」をしなければならないのだ。
ひとりで通塾してくれれば、
「塾への送り迎え」は省略できる。
そうすれば親の時間を軽減することもできる。
「勉強のフォロー」においては、
特に、集団指導塾の場合、
まともに授業についていけるのは上位2割程度のため、
残り8割の生徒の親は、「授業フォロー」が必須となる。
しかし、この親による「授業フォロー」においても、
省略することも可能となる。
しかし、さらに「お金の覚悟」をしてもらうという条件がつくことになる。
個別指導や家庭教師にお願いすることによって、
集団指導の勉強フォローをしてもらえるのだ。
（私はこれもおかしな話だと思うが…）
そして、最後の「ストレスへの覚悟」について
これがいちばん厄介といえる。
我が子の成績が悪いと親のストレスは溜まってしまう一方になる。
親は事前に「ストレスへの覚悟」はしているものの、
到底、平常心ではいられなくなる。
我が子の成績が下がっているのに、
自分から勉強しない、やる気が感じられないと、
イライラして爆発してしまうことになる。
個別指導や家庭教師など、余計な支出があるとなおさらである。
この怒りを子どもにぶつけてしまうことになる。
おおかた親からの一方的な攻撃となる。
感情的にならない方が稀である。
では、
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野田 英夫
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私はこれからも思っていることを本音で書いていきます。
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