中学受験カウンセラー 野田英夫です。
いまコロナパニックの影響で、中学受験生が勉強していない。
多くの受験生が勉強していない。
「塾の授業が休みなんだから仕方ないでしょ!」と、
高を括って勉強しない子もいる。
かなりヤバい状況になっている。
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中学受験生はどうしているか?
大手進学塾では、政府の方針に従い、授業を休講としている。
それに伴い、
多くの中学受験生はどうしているのか?
大きく2つに分かれている。
「勉強していないグループ」と「勉強しているグループ」
どっちのグループが多いのか、
圧倒的に「勉強していないグループ」が多い。
勉強しているふりで、
実際は勉強していない子を含めると、
「勉強していない」対「勉強している」は、
「8」対「2」くらい。
このままだと本当にヤバい!
だからこそチャンス!
「勉強しているグループ」は、
いまが絶好のチャンスと思って、
凄まじい勉強をしている。
だって、
学校が休みで、
勉強できる時間は十分にあるんだから。
「今年は夏期講習会が2回あるぞ!」くらいに考えているかもしれない。
受験に本気になっている受験生は、
これが自分に訪れたチャンスだと思っているに違いない。
しかし、これはあくまでも、
本気になっている受験生の話である。
中学受験生の上位2割、
2週前の記事「ユダヤの法則」の22%に該当する生徒たちだ。
お子さんはどうしていますか?
皆さんのお子さんはどうしていますか?
「本気になって勉強してます!」
いいですね。
ピンチをチャンスに変えられるお子さんだ。
頼もしい!
一方、
「一日中、ゲームやってます……」
「ずっとYouTube観てます……」
多くのお子さんがこれに該当することでしょう。
学校が休みで、
塾も休みで、
家から出ないでと言われる。
弊害が出ない方が不思議である。
ウェブ授業の効果はどうなのか?
生徒を教室に集められないため、
ウェブで授業を提供している塾も見受けられる。
素晴らしい対応だと思う。
しかし、提供している塾には申し訳ないが、
残念ながら効果はほとんどない。
遠隔のウェブ授業ではないが、
大学受験の東進ハイスクールの授業、
効果が高いのは、やる気のある、集中力のある生徒だけである。
優秀な生徒になればなるほど効果が高い。
大学受験生でさえ、
まだやる気になっていない生徒には効果は薄いのだ。
中学受験においてはどうか。
同様である。
小学生だからもっと効果は薄い。
まだやる気になっていない中学受験生にとって、
だまって、集中して勉強しろ、という方が酷なのだ。
中学受験においても、
ウェブ授業が有効なのは、
中学受験生の上位2割の優秀生だけである。
やる気がある優秀生だからこそ効果が高い。
そして、残念なことに、
その優秀生は、
ウェブ授業に頼らなくても自分で勉強できる、
だから、そんな授業は必要ないのだ。
なんとも皮肉なことだ。
普通の成績の生徒には、
実際の生の授業でないと効果は期待できないのである。
中学受験格差が広がってしまう
でも、このままだと中学受験の二極分化が進行してしまう。
さらに、
生徒間の格差が広がってしまう。
中学校は、
すでに二極化が進んでいる。
受験生を集められる人気校と、
受験生が集まらない不人気校である。
完全な二極化といえる。
そして、この二極化は、
生徒間にも起ころうとしている。
このコロナパニックにより。
勉強する生徒たちはさらに勉強していき、
勉強しない生徒たちはさらに勉強しなくなっていく。
こうして生徒間に大きな格差が生まれることになる。
格差はドンドン広がっていく。
コロナパニックをチャンスに変えて勉強する受験生と、
コロナパニックをピンチのままにして勉強しない受験生と。
大きな格差である。
これを読んでいる保護者の皆さんは、
この状況を、指をくわえて静観しているだけではいけない。
自ら動くべきだ。
そして、お子様の心も動かさないといけない。
11か月後、
2021年2月、
中学受験は実施される。
いまのパニックなどなかったかのように、
普通に中学受験は実施されるのだ。
合否は当然ながら、
入学試験の得点で判断される。
コロナウイルスのせいで、
十分に勉強できませんでした、
と言っても誰も聞いてくれない。
そのとき自分はお子様にどう言ってあげるつもりか。
「仕方ないよ」と慰めるつもりか。
周りがこうだから、なんて言い訳にはならない。
お子様を守ってあげられるのは親だけなのだから。
私はこれからも思っていることを本音で書いていきます。
塾業界で蔓延している非常識を明らかにしていきます。
皆さんに少しでも早く目を覚ましてもらうために!
では、また!
もし、受験のことでお困りのことがありましたら、
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