早慶合格への道先案内人、
早慶維新塾 塾長 野田英夫です。
どこを目指して勉強していますか?
御三家ですか?
それとも早慶ですか?
以前は御三家志望だったのですけど、
いまは早慶を志望しているんです。
こういう方、結構いますよね?
でも、その安易な発想・・・
とても危険です。
理由はこのあと書きますね。
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「わが子を慶應にいれる」で
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『御三家のような難問はでません!生活力が合格のカギ』ぜひご覧ください。
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御三家から早慶に志望を変更したのはなぜですか?
中学受験を始めた当初は、
「御三家を志望していた」というご家庭・・・
多いように思いませんか?
でも、
いまは御三家を無理だとあきらめて、
偏差値が少し下の「早慶」に切り替えました。
なかには早慶どころか、
さらに下位の学校を志望しているご家庭もあります。
中学受験しているご家庭の過半数がそうじゃないでしょうか。
●御三家の偏差値(統一合判より)
開成(78)、麻布(76)、武蔵(74)
桜蔭(77)、女子学院(77)、雙葉(74)
●早慶の偏差値(統一合判より)
慶應普通部(74)、慶應湘南藤沢(男75女76)、慶應中等部(男74女78)
早稲田実業(男74女75)、早稲田中学校(73)、早大学院中学部(72)
このように偏差値だけでみると、
いまではそれほど差はなくなってきました。
では、なぜ多くのご家庭が御三家を志望したのでしょうか?
塾業界における御三家とは?
まずは大手4大塾の御三家合格者数(2019年度入試)を見ていきましょう。
SAPIX 749名
早稲田アカデミー 390名
四谷大塚 371名
日能研 288名
どう感じますか?
この合格者数をみて、
こんなに合格しているのなら、
ウチの子だって、
「イケるんじゃない?」
そんな期待を抱きませんでしたか?
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そんな期待を抱きませんでしたか?
大手進学塾はそれが戦略で狙いなんですよ。
中学受験における塾業界では、
御三家の合格者数が、
塾の評価を決めるバロメーターになっています。
評価の判断基準となっています。
御三家を多く合格させている塾が、
「いい塾である」という思い込みがあります。
だから、
いちばん御三家合格者数の多いサピックスに、
多くの生徒が集まります。
大きな期待を抱いてサピックスを選択する。
進学塾としては、
御三家をいかに多く出すか、
そこに力を注ぐこととなるのです。
例えば、御三家が狙える成績優秀生がいたとすると、
その子がもし早稲田実業を志望していたとしても、
御三家を受験するように全力で説得をします。
一人でも多くの御三家合格者を出したいですから。
それがその塾の実力を示す、
評価の指標なのですから。
みんなが御三家に合格できるわけではない!
当然のことですが、
志望したからといって御三家にみんなが合格できるわけではありません。
一部の限られた子しか合格を手にできません。
とても難しい学校だからです。
そして、12歳にしては大人びた、
早熟な子だけが合格しています。
感覚ではなく、論理性に基づいた思考を持っている子だけです。
ものごとを理詰めで考えられる子でないと、
合格は難しいのです。
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しかし、大手塾は御三家合格に躍起になります。
一人でも多くの御三家合格者を出すために努力します。
そのため、
御三家に合格させるために御三家向けのテキストを使用します。
また、
御三家に合格させるために御三家に合わせた高度な授業をします。
そして、
御三家に合格させるために膨大な宿題を課します。
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だから、
「ついてこられない子」が増産されます。
そして、
ついていけない・・・
クラスも下がった・・・
志望校を御三家から下のランクに下げることとなるのです。
冷静に判断してあげることも大切なこと
■冷静に判断してあげることも大切なこと
御三家に合格できる子は、
とても限られています。
早熟な子でないと合格できません。
では、
お子さんはどうですか?
早熟ですか?
論理的にものごとを判断していますか?
冷静に判断してあげることも大切です。
まだ10歳そこそこなんですから、
完成されている必要なんてないんです。
これからいくらだって伸びるんですから。
冷静にお子様をみてあげることは、
とても大切なことです。
御三家に合格できる子が1割しかいないのが現実
冒頭にも書いた通り、
中学受験を始めた当初は、
「御三家を志望していた」という家庭は多くいます。
中学受験するご家庭の半数以上ではないでしょうか?
目指すなら超難関校の御三家という感覚で・・・。
では、
最後まで御三家を志望して、
受験まで終えられるご家庭はどうでしょうか。
全体の1割しかいません。
ちなみに、
サピックス昨年の小6在籍者数は5516名です。
御三家の合格者数が749名ですから、
約13%の生徒が御三家に合格していることになります。
また、他塾では合格率はもっと下がります。
初めは御三家を志望していたが、
途中から志望校を下げざるを得なくなった方が、
多くいるということですね。
御三家を受験すらできない家庭が大多数なのです。
だいたいサピックスで小4の2学期から、
他の進学塾では小5の1学期から、
大きく成績を落として、クラスも下がり、
志望校を下げる傾向があります。
そして、成績を落としても、
家庭教師や個別指導をつけて授業フォローをし、
なんとかついていこうともがく家庭もいますよね。
御三家がダメなら早慶という安易な発想を斬る!
御三家を狙うのはもう無理・・・
そこで少し偏差値ランクを落とすと、
そこには早慶があります。
だから、
御三家がダメなら早慶という安易な発想をする家庭が現れます。
でも、それ安易すぎます。
多くの方が、
偏差値だけみて、
早慶だったら狙えるかも?という安易な発想をします。
偏差値表をみたら、
御三家があって、
その次のランクに早慶がある。
だったら、御三家は無理でも早慶なら狙えるんじゃないか、
こういう安易な発想をします。
でもいままで御三家に入れたかったんでしょ?
と言いたくなります。
御三家はどんな学校か知っていて志望校にしていたのですか?
そして、これから志望校にする早慶はどんな学校か知っているのですか?
まず御三家は、
乱暴な言い方をすれば「東京大学」に入るための学校ですよ!
バリバリの「進学校」ですよ!
じゃあ、早慶はどんな学校でしょうか?
バリバリの「付属校」ですよ!
ぜんぜん「目的」が違います。
6年間の学校生活もまったく違います。
授業も違います。
なんのために中学受験させるのか、
わかってますか?
発想が安易過ぎます!
いままでどのような受験勉強をしていましたか?
先にも書いたように、
御三家に入るための勉強をしていたのですよね。
バリバリの進学校向けの勉強を、です。
まずここを知っておいてください。
『「進学校」と「付属校」の入試問題は違う』ということ。
だから、受験勉強の仕方も変わってきます。
入試対策なんて別物です。
進学校を狙うのと、
付属校を狙うのでは、
「スポーツの競技が異なる」くらいの違いがあります。
例えば、
2月1日女子学院を受験して、
2月3日慶應中等部を受験する、
入試問題を見比べたことあるんですかね?
入学する目的もぜんぜん違うのに・・・。
2月1日マラソンで走って、
2月3日空手の大会に出場するようなものですよ。
それだけ入試問題で問われるレベルが異なります。
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御三家がダメなら早慶という安易な発想・・・
もうわかりましたね。
私はこれからも思っていることを本音で書いていきます。
塾業界で蔓延している非常識を明らかにしていきます。
では、また!
もし、受験のことでお困りのことがありましたら、
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