早稲田佐賀中学校 2020年度入試分析

 

 

早稲田佐賀中学校 2020年度入試分析

各教科の特徴

国語

≪2020年度入試分析≫

大問数3題、小問数22題と、ほぼ例年通りの問題数でした。大問3が詩・短歌・俳句ではなく、知識事項の出題というのは定着したようです。文章量からみても、60分の試験時間を考えると、適切なボリュームです。

 

≪2020年注目問題≫

設問内容ですが、例年通りです。しかし、数年前より難易度が上昇しているので、数年前の過去問の扱いには注意が必要です。記述問題は大問一と二で50文字以内のものが一題ずつ出題されています。文章中の台詞を誰が言ったのかを答えるなど、文章をよく読めば答えられるものが多く出題されています。普段の学習の積み重ねが大切です。きちんとした対策を継続してください。

 

≪過去10年の単元別出題傾向≫

算数

≪2020年度入試分析≫
制限時間60分・配点100点・大問5題・小問29題と、問題数は昨年より増えたように思えますが、内容はほぼ昨年と同様でした。以下に設問ごとの難易度をまとめました。Aは一般的な基本問題、Bは標準問題、Cは応用問題となっています。全体を通して比較的解きやすい基本レベルから標準・発展レベルの問題が、バランスよく出題されていました。問題数が多いので、時間配分に注意が必要です。

まず1は、一行問題が12題。中には、問題文を丁寧に読まないと、時間がかかってしまう問題が含まれているので要注意です。範囲の偏りはなく、色々な分野が出されるので、すべての範囲に対応できるように、準備しておきましょう。もちろん、全問正解が必至です。2の単位量あたりの大きさ・割合の問題は、資料を見て整理できるとやさしい問題に感じられます。(2)に考え方を書く記述問題があるので、日頃から途中式や考え方を書く習慣を身につけておきましょう。3は速さのグラフの問題。条件整理と基礎知識の定着がカギになります。4は平面図形の辺の長さと面積比の問題。(1)は時間をかけずに正解できます。(2)(3)は比の知識をフル活用して得点しておきたい問題でした。5は立体図形の展開図の問題。一昨年の1月B日程にも類題が出されていました。日頃から展開図からイメージできるように訓練しておくと効果的です。

 

≪2020年注目問題≫

2 単位量当たりの問題です。

資料より必要なことを読み取ることが必要です。また、単位が2種類あるから混乱しないように自信を持って臨めるように準備しておきましょう。

 

≪過去10年の単元別出題傾向≫

早稲田佐賀中学校は、立体図形に関する問題がよく出題されるのが特徴です。体積や表面積の求積問題を中心に、基礎学力を早目に完成させた後、標準レベルの問題演習を行うとよいでしょう。早稲田系の過去問を使って問題演習を行うと効果的です。
≪合格のために≫
1 毎日の計算練習で、計算力を身につける。
2 基礎を早目にマスターする。
3 ランダムな問題集で、実戦力を身につける。
4 図形は相似の問題を中心に平面・立体ともに丁寧に練習する。

 

社会

≪2020年度入試分析≫

大問数3題・小問数47題と例年通りです。また、早稲田佐賀は、毎年必ず「九州地方に関係のある問題」が出題されますので、普段の学習から対策をしておく必要があります。以下に設問ごとの難易度をまとめました。Aは一般的な基本問題、Bは標準問題、Cは応用問題をそれぞれ示します。早稲田佐賀合格のためには、AとBの問題は確実に正解しておかなければなりません。

≪2020年注目問題≫

1は令和の「和」がついた駅とその都道府県の情報を表にまとめた地理問題が出題されました。早稲田佐賀中学校は試験時間が40分あり、他の中学校よりも試験時間は長くなっています。ですが、解答数が多いので、上記の問題に多くの時間を費やすと、たちまち試験は終わってしまいます。この問題に直面した場合、この表に書かれている情報を瞬時に見つけましょう。イメージは、クイズを解くような感じです。このような問題は毎年出題されていますので、対策をしておきましょう。ちなみに問18の答えは、Xが「政令指定都市のある都道府県」でYが「政令指定都市のない都道府県」となります。この問題に時間が掛かるのであれば、自分が解ける問題にうつりましょう。時間の使い方が試される上で、非常によい問題です。2は「1964年から2016年の夏季オリンピックに関する出来事」を題材とした公民問題が出題されました。今年は、東京オリンピック・パラリンピックが開催される年ですのですので、オリンピックを題材とした問題は多くの中学校で出題されると予想されますので、しっかりと対策をしておきましょう。問題の難易度は、基本~標準レベルの問題ですので、確実に正解しておく必要があります。3は各時代の元号・暦に関する歴史問題が出題されました。問題数は19問と多いですが、どの問題も基本問題・標準問題レベルですので、高得点が取れたと思われます。

 

≪過去10年の単元別出題傾向≫

早稲田佐賀中学校の歴史は、ほぼ全ての単元から満遍なく出題されています。よって、歴史で躓くと点数が取れないということになります。歴史が苦手な場合は、早期に対策をする必要があります。

≪合格するために≫
早稲田佐賀合格へのカギは、どの分野においても満遍なく対策をすることです。2020年度入試では出題されませんでしたが、早稲田佐賀の入試問題では、記述問題が大問毎に出題されます。普段の学習から一つの社会用語(人名・地名・出来事など)から沢山のキーワードを導き出す訓練(点と点から一つの線にする訓練)をする必要があります。また、早稲田佐賀の特徴である「九州地方に関係する地理・歴史の問題」・「表から読み取れる問題」も出題されますので、普段の学習から取り組むことをお勧めします。

 

理科

≪2020年度入試分析≫

今年度は大問数4,小問数22,解答箇所36で,昨年と比べ大問数は変わらないものの,小問数および解答箇所は少し増えました。解答形式は,選択問題,用語記入,計算問題がバランスよく配置されています。記述問題は出題されていませんでした。以下に設問ごとの難易度をまとめました。Aは一般的な基本問題,Bは標準問題,Cは応用問題をそれぞれ示します。

大問1は「状態変化と温度・圧力による物質の体積変化」の問題でした。後半の設問の計算問題は初見のように感じたかもしれませんが,問題文の中にその計算方法が示されていますので,冷静に対処できれば難易度は高くありませんでした。大問2は「火山・火成岩」。基本的な知識を問う問題が多く,その点では確実に得点したい問題でした。問5の火成岩の色指数を求める問題では,問題文の意味を正確に読み取る力が必要でした。

 

≪2020年注目問題≫

大問3は「ヒトの体」から呼吸器に関する出題でした。塾のテキストで必ず目にしたことのある問題ばかりでした。しっかり知識が整理できていれば正解するのは容易かったはずです。大問4は「力学総合」の問題でした。問題文やグラフのデータを正確に把握し,利用できるかが問われています。考え方や計算では特に難しい点はありませんでしたが,基礎的な練習が繰り返しできていたかで差がつきました。

 

≪過去10年の単元別出題傾向≫

全分野もれなく基本知識を学習しておくことは必要です。複数回答も多いのであやふやな知識は使えず確かな知識を求められます。計算問題はやや難度が高い傾向にあります。様々な図やグラフがある問題を練習しておきましょう。

≪合格のために≫
これまで見てきた通り,早稲田佐賀の合格を勝ち取るためには,
1.基本的な知識を確実にすること。
2.不得意な分野をなくすこと。
3.物理や化学を中心として計算問題を十分に練習すること。
計算問題への対応には,複数の内容を整理し理解する力,表やグラフを読み取る力を身に付けるが必要です。特に計算問題においては,この学校に向けた十分な対策をしておかなければなりません。

スマホコールアクション
コールアクション