中学受験カウンセラー 野田英男です。
※非公式ながら「英男」に改名しました。
私たちは「SDGsに取り組んでいます」
また「週刊ダイヤモンド」4月24日号に掲載されました。
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「9月からの模擬試験をどうやって活用しますか?」
いつもお読みいただきましてありがとうございます。
中学受験カウンセラー野田英男です。
皆さんは、
「9月からの模擬試験をどうやって活用しますか?」
「どのような活用を計画していますか?」
先日、カウンセリングにいらしたお母さんは、
「夏期講習でぜんぜん勉強していないから、
模擬試験が返ってきたらお子様を叱るつもりです」
こう言ってました。
このお母さんは、
「お子様を叱るために模擬試験を活用する」ということでした。
皆さんはどうですか?
この夏休み、思っていたように、
お子様が勉強していない・・・
同じように感じている人も多いのではないでしょうか?
早慶ネクシアと早慶ゼロワンには、
「9月から転塾させる目的」での問い合わせが後を絶ちません。
皆さん、思っていた通りにならない、
この状況をみて、
ストレスと焦りを感じているようですね。
夏期講習会が大切なのはわかっているはずなのに、
「どうしてもっと勉強してくれないの?」
悩みは尽きないようです。
でも、
模擬試験をお子様を叱るための材料にするのはやめましょうね。
叱っても何の解決にもなりませんから。
さて、今回は「9月からの模擬試験の活用法」について説明します。
模擬試験といったら皆さんの関心は、
「偏差値」と「志望校判定」に集中すると思います。
「偏差値」が上がればうれしい!
志望校判定で「合格可能性」が上がればもっとうれしい!
しかし、重要なのはそこではありませんよ。
これからの成績を上げて、
志望校への合格を手に入れるために、
まずは「正答表」を気にしてください。
そこには教科ごとにその試験で出題された
「出題内容」と「正答率」が記載されているはずです。
まず正答率をみてください。
正答率「70%」と記載あれば、
その模擬試験を受けた生徒たちの「70%」が正解していた、ということです。
100名いたら70名が正解していたということですね。
ですから、その問題は比較的やさしめといえます。
逆に、正答率「20%」とあったらどうでしょうか。
20%の生徒しか正解してなかった問題なので「難しめ」といえるということです。
100名だったら20名しか正解していない問題ということです。
このことを前提として、
もし正答率70%の問題を、
お子さんは✖(不正解)にしていたらどうしますか?
70%の受験生が正解していている問題を、
お子さんは「落としていた(不正解)」ということですね。
これはよくないわけです。
このままではいけない。
だってほとんどの生徒が正解している問題を間違っているわけです。
重要度を上げて改善しないといけない。
だから、
全体の正答率が高い問題で、
お子さんが落としていないか、
まずはここをチェックしてください。
基準を半分の正答率「50%」としてみたらどうでしょうか?
次に、正答率と併せて、
「単元名」が書かれていると思います。
例えば、算数で「速さと比」の出題があったとします。
正答率は「20%」で、お子さんも「不正解」しているとします。
上の例からすると正答率が「20%」で難問なので、
それほど重要視しなくてもいいと考えると思います。
しかし、お子さんの志望校では、
「速さと比」が必須の単元としたらどうでしょうか?
そうならこれは正答率20%の難問だとしても、
できるように改善しなければならないわけです。
必須の単元なのですから。
入試問題の「過去出題表」と見比べて、
※過去問には過去に出題された「単元名」が記載されています。
その単元が過去に多く出題されている問題であるなら、
改善課題として重要視する必要があります。
正解できるようにしておかなければなりません。
他にも模擬試験の活用法はありますが、
とりあえず今回は2つだけ紹介しておきます。
気になった人は個別に質問ください。
最後に、
皆さんの志望校が「大学付属校」の場合、
模擬試験は、首都圏模試センター主催の「合判模試」をお勧めします。
この「合判模試」は、「大学付属校寄り」に作成されているからです。
合不合判定テスト(四谷大塚)、
全国公開模試(日能研)、
サピックスオープン(サピックス)、
はいずれも難関進学校向けに作成されています。
志望校が難関進学校なら、これら3つの模擬試験で問題ありませんが、
大学付属校を志望校としているのなら、
これらの模擬試験は適していません。ご注意ください。
逆に、難関進学校を志望している生徒が、
「合判模試」を受験しても、的確な結果は期待できません。
「合判模試は簡単だから受験しても意味ありませんよ」とか、
入試問題をあまり研究していない先生が言うことがありますが、
大学付属校を志望しているのなら無視してもらって構いません。
私、野田英男の「使命」は、
「かかわるお子様たちとその家族を笑顔にすること!」
※使命とは、天から与えられた自分の任務、自分の命の使い方。
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過去の事実はけっして変えられないが、
過去の解釈はいくらでも変えられる。
過去の事実に縛られると、
未来の可能性を縛ってしまうことになる。
未来の解釈をするのはあなた次第である。
野田 英男
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「中学受験と幸せの答え」をさがしていきましょう。
私はこれからも思っていることを本音で書いていきます。
塾業界で蔓延している非常識を明らかにしていきます。
皆さんに少しでも早く目を覚ましてもらうために!
「中学受験と幸せの答え」をさがしていきましょう。
では、また!
もし、受験のことでお困りのことがありましたら、
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