いつもお読みいただきましてありがとうございます。
中学受験カウンセラー野田英夫(のだひでお)です。
「目的」と「目標」について、
よく混同されがちである。
ちゃんと説明できる人はあまりいません。
「目的」とは、
ひと言でいえば「ゴール」。
「目標」とは、
ゴールに向かうための「プロセス」。
つまり、目的があってはじめて目標が存在することになる。
目的の達成のために、
プロセスである目標が必要となる。
「目的ありき」なのだ。
「目的」は、目標よりもまず“先に”なければならない。
しかし、「目的」は目標達成するその“先に”あるのである。
目標だけ設定しても、
無意味である。
例えば、
「この封詰めを15:00までにやっておいてください」
と指示するのと、
「15:00にお客様にお渡ししたいので、この封詰めをやっておいてください」
こう指示するのとでは、
大きな違いとなる。
まず作業する者のやる氣が大違いである。
それに加えて、作業の完成度も大きく違ってくるのである。
「この封詰めを15:00までにやっておいてください」では、
どうしてこの作業をやらなければいけないのか、この理由が明確でないため、
どうしても“やらされ仕事”となってしまうからである。
「15:00にお客様にお渡ししたいので、この封詰めをやっておいてください」と指示すれば、目的をもって仕事に当たることができます。
カウンセリングの際に、
「どうして子どもに中学受験させるのですか?」
と「目的」を聞くことがある。
しかし、その回答に目標で答える人がけっこういる。
「○○中学校に合格させたい」というように。
「○○中学校に合格させたい」というのはあくまでも目標でしかない。
さらに良くないのは、
「成績を上げたい…」
「偏差値を上げたい…」
「塾のクラスを上げたい…」
こうなると完全に
「目的」と「手段(目標)」が混同されてしまっている。
成績も、偏差値も、クラスも、
どれも志望校に合格するための「手段(目標)」に過ぎないのである。
ここには、
「なぜ中学受験させるのか?」という
「目的」はどこにも存在しない。
第一志望に合格しても、
途中で退学してしまう生徒がいる。
入学してから勉強しなくなるとか、
無気力になってしまうとか、
友だちと仲良くなれないとか、
理由はさまざまあるだろう。
しかし、
そのうち何割かは、
「目的なく中学受験したこと」が原因ではないか、
私はそう考えている。
つまり、
「第一志望校に進学する」という「目標」はあったものの、
「どうして第一志望校に進学するのか?」という目的がなかったから。
私はそのように考えている。
これから中学受験を始めようとしている家庭にも、
すでに中学受験を始めている家庭にも、
「中学受験する目的」について考えてもらいたい。
何のために中学受験するのか?
この「何のために?」は家族によって様々である。
中学受験することによって、
子どもに、家族に、何をもたらしてくれるのか?
未来はどのように変化するのか?
話し合う機会にしてもらいたい。
そして、
家族皆が、同じゴール(目的)を見ながら受験していってもらいたい。
もっと詳しい話が聞きたい方はメールください。
では、また!
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私、野田英夫の「使命」は、
「かかわる子どもたちとその家族を笑顔にすること!」
※使命とは、天から与えられた自分の任務、自分の命の使い方。
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過去の事実はけっして変えられないが、
過去の解釈はいくらでも変えられる。
過去の事実に縛られると、
未来の可能性を縛ってしまうことになる。
未来の解釈をするのはあなた次第である。
野田 英夫
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「中学受験と幸せの答え」をさがしていきましょう。
私はこれからも思っていることを本音で書いていきます。
塾業界で蔓延している非常識を明らかにしていきます。
皆さんに少しでも早く目を覚ましてもらうために!
「中学受験と幸せの答え」をさがしていきましょう。
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