普段の生活から語彙力をのばす

早慶国語

こんにちは。早慶ネクシア・国語担当の青山雄一(あおやま・ゆういち)です。

【語彙力をつける】

国語で語彙力がないという場合があります。

さて、語彙力はどのようにつけていけばいいのでしょうか?

どんな言葉の意味が分からない?

例えば、言葉の知識のテキストを見てみます。

すると、「同義語」「対義語」というものが出ています。

例えば、「保守」の対義語はなにか?「革新」というようなものです。

これを一生懸命覚えている生徒さんはたくさんいます。

しかし、意味は分かっていますか?

文章中に出てきた時に意味が分からなければ生きた知識ではありません。

来週塾の授業で小テストがあるから覚える、というのも大切だと思います。

でも、ただ丸暗記ではもったいないですね。

国語の単語帳というものもあります。

そのようなものを使ってみるのもよいと思います。

小学生とはいえ、意外と難しい言葉が出ていますよね。

【身の回りの言葉】

今まで紹介したものは受験勉強に使うテキスト、参考書を利用した勉強です。

これですべての言葉がクリアできるでしょうか。

答えは「NO」です。

指導していて難しいのは身の回りのものです。

例えば、「こいのぼり」「ゆず湯」などの季節の行事。

これは今まで経験していないと全く分かりません。

小さいころから普通に経験している生徒さんは何も問題なく読んでいきます。

ご家庭によっては受験対策で必要だからと、

家で季節の行事をやるようになったという話も聞きます。

そのようなご家庭の生徒さんははじめわからなくても、

でやったことない?と聞くと、そういえばあったなと思いだすようです。

例えば、「囲炉裏」「機織機」など昔のもの。

これは、なかなかお目にかかるものではありません。

博物館などに展示してあることもあります。

それを見せにいっても、覚えていないということが多いですね。

でも、見たことがあるということを思い出せれば、

そういえばあったなと思いだすこともあるようです。

いずれにしろ、「思い出す」ことができればしめたものです。

まずはここを目指しましょう。

【なにをすればいいのか】

とはいっても、季節の行事を実際にやるのは大変ですし、

博物館にいってすべてを見せることなどできません。

もう少し簡単な方法はないのでしょうか?

例えば、本です。

絵本を見ればいろいろでていますね。

『猿蟹合戦』を見れば囲炉裏が出ているはずです。

漫画でもいいと思います。

『ドラえもん』などは、お話にもよりますが、囲炉裏などもでてきます。

また、絵本や漫画は漢字にルビがふってあることも多く、

お子様でも読みやすくなっています。

以上のことは、テレビでもいえると思います。

NHKのニュースなどでは季節の話題がでてきます。

年中行事や季節の花、旬の食べ物。

いろいろなものが参考になると思います。

もしできれば、たまに親御さんが「これなにか知ってる?」と聞いてみてもいいかもしれません。

一方、テレビや漫画などをみることで、新しいものにも敏感になります。

国語の文章を読むにあたって、新しいものを知らなくていいというわけではありません。

ドローンってなに?と聞いたときに全く知らないという生徒さんはかなりの数存在します。

東京オリンピックの開会式で話題になりました。

ただ単に「きれいな光が空を飛んでいる」ではなく、

やはり親御さんが一緒にみて「ドローンってすごいね」と

一言いうだけで「ドローンってなに?」となると思います。

ただ、テレビや漫画を禁止して机に向かわせるだけでなく、

いろいろなことを経験し、たくさんコミュニケーションをとってください。

そのような経験も国語の力になるはずです。

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