いつもお読みいただきましてありがとうございます。
中学受験カウンセラー野田英夫（のだひでお）です。
塾から出される“宿題”、
これは何のためにやるのでしょうか？
やらないと先生から怒られるから？
➡集団指導塾だと宿題をやってない生徒をいちいち叱る時間なんてありませんよ。
やらないと母親に怒られるから？
➡それはあるかもしれません。
成績を上げるため？
➡はい、正解です。しかし、塾の成績を上げるためではけっしてありません。
塾の定例テストでいい点を取るため？
➡違います！
塾のクラスを上げるため？
➡まったく違います！
答えは、
成績を上げるため。
そして「定着」のため。
授業で学んだことを「定着」させるため。
「定着」とは、
成績向上の３ステップの２つめ
「理解」⇒「定着」⇒「得点」
授業で「理解」して、
“宿題”で「定着」させて、
演習などのアウトプットで「得点」させる。
それで成績が上がるようになっている。
だから、“宿題”をやる目的は、
「定着」のためで、
学習した知識を自分のモノにするためにある。
けっして誰かに怒られるからやるのではない。
また、塾の成績を上げるためにやるものでもない。
でもね、
お子さんは、
“宿題”を自分でやれるくらい「理解」して帰ってますか？
成績向上の３ステップは、
「理解」⇒「定着」⇒「得点力」
授業で「理解」して、
“宿題”で「定着」させて、
演習などのアウトプットで「得点力」に昇華させる。
ステップ１授業で「理解」して、
はじめてステップ2「定着」に進むことができる。
授業で「理解」してなかったら、
次のステップである「定着」にはならないのであり、
“宿題”はできないということ。
このブログでも何度も書いているが、
進学塾の集団指導では、
授業レベルをクラスの上位２割に設定しているため、
他８割の生徒は授業を十分に理解していないのだ。
詳しくは、「中学受験の集団授業は「２・６・２」となる！」をお読みください。
上位２割の生徒たちにとっては、
授業を十分に理解しているから、
帰ってきて自分で“宿題”をこなすのも可能。
でもその他の８割の生徒たちは、
授業を十分に理解してないため、
帰ってきて“宿題”をこなすことはできない。
だから、家に帰ってきて、
母親の授業フォローが必要になる。
母親が、塾から帰ってきた子供に改めて授業をする、ということ。
母親に授業を解説してもらって、
はじめてステップ1「理解」となる。
しかしながら、これでは本末転倒である。
なんのために授業を受けているのか、
なんのために塾に通っているのか、
さらになんのために授業料を払っているのか、
理解に結びつかなければ授業に意味はない。
塾に通う目的は、
成績を上げるため、
志望校に合格するためではないのだろうか？
しかし、8割の生徒は、
授業が理解できていないので、
成績も上がらなければ、
志望校へ合格もしない。
目的を達することはできないのである。
しかも、授業が理解できないから、
補習のためという理由で、
個別指導や家庭教師をつけるなど、
これこそ本末転倒である。
大手進学塾のビジネスモデルに踊らされている。
中学受験は“課金ゲームだ”と揶揄されるのは、
本質を考えられない愚かな保護者が原因の一端を担っている。
宿題をやるのは、
塾の成績を上げるためでもなく、
塾の定例テストでいい点を取るためでもなく、
塾のクラスを上げるためでもないのだ。
なんのために“宿題”をやるのか、
それは成績を上げるためで、
「定着」のためである。
もっと詳しい話が聞きたい方は、
中学受験カウンセラー野田英夫までメールください。
では、また！
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過去の事実はけっして変えられないが、
過去の解釈はいくらでも変えられる。
過去の事実に縛られると、
未来の可能性を縛ってしまうことになる。
未来の解釈をするのはあなた次第である。
野田 英夫
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私はこれからも思っていることを本音で書いていきます。
塾業界で蔓延している非常識を明らかにしていきます。
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