正しい日本語を身につけよう。

正しい日本語を身につけよう。

早慶維新塾 国語担当の青山雄一(あおやまゆういち)です。

慶應義塾中等部の問題で次のような文章が出ています。

太郎「やばいよ。計算ドリルの宿題がまだ終わってないよー。」
花子「私電卓持っているから、これで今やっちゃいなよ。」
次郎「さすが花子。その切り抜け方、かなりやばいぜ。」

そして、太郎の「やばい」と次郎の「やばい」の意味の違いについて問われています。

 

また、

コンビニでお総菜を買って
店員「お箸はご入用ですか。」
客「あっ、大丈夫です。」

という文章から、大丈夫の本来の意味と客が使っている意味を問うています。

他にも「イタい」「普通に」などが問われた問題でした。

最近では、敬語の問題でも同じようなものが問われています。
いわゆる「コンビニ敬語」が問題として扱われていました。

 

つまり、最近の日本語の乱れについて
問題意識を持ってほしいというメッセージではないでしょうか?

 

お子さまはどうでしょうか?本来の意味で使うことが出来るでしょうか?

もちろん、普段の会話で乱れた日本語を使っても入試に落ちるわけではありません。
しかし、乱れた日本語しか知らないと入試で失点してしまうのですから、
やはり正しい日本語を身につけることは必要でしょう。

その時に、普段の生活でできることをいくつか紹介したいと思います。

まず、親御さんのできることですが、普段の会話ですべて正しい日本語を使うことは不可能でしょう。

そこで、2つ提案したいと思います。

1つめは、擬音語・擬態語を使わないことです。

「星がキラキラしていてすごくきれいだった」
ここでは「キラキラ」という擬態語が使われていますが、「光る」「輝く」に代えてください。

「星が輝いていてすごくきれいだった。」
とすればOKです。

子どもはまだ語彙が多くありません。
その中でいろいろなことを表現するために
擬音語・擬態語に頼ってしまうのは仕方ありません。
しかし、親御さんは語彙が豊富なわけですから、
できるだけ擬音語・擬態語を使わないようにしてください。
それを聞いて、少しずつ子どもの語彙も増えていきます。

2つめは、お子さんの言葉を治すことです。
全て直すのは大変ですから、「やばい」は直すなど決めたらいかがでしょうか?

お子さん「テストの点数がやばかった!」
このような場面で、
「やばかったってどうだったの?」
と聞き返してください。
「低かったんだよ。」
と返事が来ればOKです。

特に、よく使う表現やよく使う言葉で
これを決めておくといいと思います。
こうして少しずつ改善していければいいのではないでしょうか。

以前NHKの番組を見ていた時に、
プロ野球楽天の当時の監督・星野仙一氏が出演していました。
視聴者からの質問をFAXで受け付け、質問に答えるというコーナーでした。

視聴者からの質問が
「楽天の選手で一番やばいのはだれですか?」
というものでした。

星野氏は
「やばいってなんだ?やばい奴はいないよ」
と笑っていましたが、今でもこのシーンがとても印象に残っています。

子どもが今風の言葉を使うのはいいのですが、
正しい言葉を使うべき時とそうでない時を
判断できるような大人になってほしいと思っています。

また、テレビのニュースなどは正しい日本語を話していますので、
そのようなものをお子さまに見せるのもいいかもしれません。

ぜひ試してみてください。