難し過ぎてついていけません

難し過ぎてついていけません

保護者がお持ちの悩みを
中学受験カウンセラー野田英夫が解決するブログです。
保護者からいただいた相談メールにズバリ回答いたします。

【相談内容】
難し過ぎてついていけません
(小5のお母さんから)

最近、小5の息子が、
「授業が難しすぎる」と言うようになりました。
ちゃんと授業が理解できていないのか、
宿題が終わらないことも多くなってきました。

塾のクラスは、8クラスあるうちの最上位ですが、
近いうちにクラス落ちしてしまうと思います。

息子は早稲田中学校を第一志望校としていますが、
この調子だと志望校は難しいのではないかと思っています。
志望校変更した方がいいでしょうか。

塾からは、早稲田中学校を志望するのなら、
いまのクラスを維持してもらわないと合格は難しいと言われています。
家庭教師か、個別指導か、塾フォローを追加しないと、
いまのクラスを維持(復帰)することは難しいと思います。

野田先生、どうしたらいいでしょうか。
よいアドバイスをお願いします。

【回答内容】
早慶合格への道先案内人、
早慶維新塾 塾長 野田英夫です。

息子さんは、
「授業が難し過ぎる」と言っているのですよね。
ということは、
無理をして、いまのクラスにしがみつく必要はないと思います。
息子さんの学力レベルに合っていないため、
「難し過ぎる」と感じているのです。
だから、宿題も終わらない。
授業を理解していないと、宿題はこなせないものです。

いまのクラスを維持しないと、
早稲田中学校は難しいと言われたとのことですが、
逆に、最上位クラスにいない方が、いいように思います。

というのは、
息子さんの志望校は、早稲田中学校ですよね。
だったら最上位クラスの授業レベルは必要ないと思います。
そのクラスの周囲の子の志望校はどのあたりでしょうか?
たぶん、御三家などの最難関校ばかりではないですか?
早稲田中学校を受験するのに、最難関向けの授業は必要ありません。
もっと基本に重点を置いたほうがいいでしょう。

早稲田中学校だって最難関校じゃないですか。
こういう声が聞こえてきそうですが、
早稲田中学校は、たしかに最難関校ではありますが、
御三家向けの最難関「進学校」レベルの出題ではないのです。

早稲田中学校も、半分は進学校という側面を持っていますが、
半分は早稲田大学の附属校(系属校)という側面を持っています。
だから、最難関「進学校」で必要される難問対策は必要としていないのです。
偏差値は、最難関レベルに位置していますが、
出題される難易度レベルは、それほど高くありません。

そもそも、「進学校」と「附属校」の出題傾向は異なります。
求めるものが異なりますから当然ですよね。
「進学校」は、大学で難関大学に合格する学力を6年間で養成する目的を持っています。
だから、それに耐えうる学力が備わった生徒を求めています。
一方の「附属校」は、大学は系列の大学に推薦で進学することを基本としているため、
受験に縛られず自分の好きなことに没頭することが可能です。
このため、入学試験で求める生徒も異なるし、それに伴い出題傾向も異なっています。
総じて、「進学校」の方が出題は難しいといえます。

息子さんの志望校は、早稲田中学校なのですから、
最上位クラスで学習するような御三家などの最難関進学校向けの授業は必要ないのです。
早稲田中学校では、それほどの難問は出題されません。

ついでに言うと、
大手進学塾やその周辺の難関進学校向けの塾ですが、
使用しているテキストはどこも御三家などの難関進学校向けになっています。
早慶などの「附属校」を受験するのであれば、
そもそもテキスト自体が向いていません。
指導方法でいくらか調整はできるかもしれませんが、
御三家向けのテキストではそもそも無理があります。

先日、グ〇―〇ルのテキストを拝見いたしました。
慶應中等部を第一志望校にしている子のお母さんとの面談時でした。
はっきり言って難し過ぎる!
サピックスのテキストよりもかなり難度が高いものでした。
御三家を志望している子にはいいのかもしれませんが、
慶應中等部を志望している子には無駄といえるテキストでしたね。
そのお母さんも、「授業についていけない」と悩んでいました。

多くの方が勘違いしているのですが、
「難しい問題をやっていれば、どんな問題にも対応できる」という誤解。
「御三家を受験するような難しい難問ばかりを解いていれば、早慶は受かる」という誤解。

大手進学塾で最後まで最上位クラスにいたのに、早慶に不合格になる子は多いものです。

回答が遅くなってしまいましたが、
「志望校を下げる必要もありません」
「家庭教師、個別指導で、塾フォローも必要ありません。

では、また!
皆さまからの質問持っています。