偏差値が上がらなかったら志望校変更も考えています。

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今週も、

保護者から頂いた質問にお答えいたします。

テーマは「偏差値が上がらなかったら志望校変更も考えています」

では、回答していきます。

Q. 偏差値が上がらなかったら志望校の変更も考えてます。

【中学受験カウンセラーの回答】

まずは志望校を下げる判断はこれを読んでからにしましょう。

もしかすると志望校を下げなくてもいいかもしれません。

中学受験の偏差値には2種類ある。

まずはそこを知りましょう。

偏差値には「進学校向け」「付属校向け」の2つがある。

①    進学校を志望する受験生のための偏差値

②    付属校を志望する受験生のための偏差値

この2つの偏差値がある。

そのため、

お子さんの志望校が進学校だったら、

進学校向けの偏差値で判断する必要がありますし、

お子さんの志望校が付属校だったら

付属校向けの偏差値で判断する必要があります。

ということは、

お子さんが付属校を志望しているのに、

進学校の偏差値で判断しているのだったら、

それは当てにならないということ。

付属校の偏差値だったら可能性も出てくるかもしれない。

さて、

首都圏における中学受験では、

以下の4つの模擬試験がある。

どれも志望校判定可能な模擬試験となっている。

もちろん偏差値も出ます。

問題の難易度も見てください。

サピックスオープンが特に問題が難しくなっている。

下に行けば問題は易しくなっていく。

これらの模擬試験、志望校判定は万能ではない。

志望校に応じて、得意不得意がある。

・志望校判定サピックスオープン ➡ 超難関進学校向き

・四谷大塚合不合判定テスト ➡ 難関進学校向き

日能研全国公開模試 ➡ 進学校向き

・首都圏模試センター合判模試 ➡ 付属校向き

問題の難易度と併せて見てほしい。

特に問題が難しいサピックスオープンでは、

超難関進学校向きで、御三家などの志望校判定を得意としている。

逆に、問題が易しい合判模試では、

付属校向きのためMARCHなどの大学付属校などの志望校判定を得意としている

ここでおさらいをしておこう。

「進学校」と「付属校」では入試問題が大きく異なる。

進学校というのは、大学受験をしなければならないため

それに応じた学力の高い受験生を求めている。

そのため自ずと入試問題も難しくなる傾向がある

付属校というのは、基本的に大学受験をする必要がないため、

基礎学力を備えた受験生を求めている。

そのため自ずと入試問題も基本問題が中心で易しくなる傾向がある。

御三家などの難関進学校を志望しているのであれば、

サピックスオープンを受験した方がいいであろう。

進学校を志望しているが、そこまで難関進学校でない場合は、

合不合判定テスト(四谷大塚)や全国公開模試(日能研)を受験した方がいいであろう。

そして、大学付属校を志望しているのであれば、

合判模試(首都圏模試センター)を受験した方がいいであろう。

つまり、大学付属校の青山学院を志望しているのに、

超難関進学校向けのサピックスオープンを受験していても、

正確な志望校判定はできないということ。

そして出てくる偏差値も当てにならない。

逆に、このケースはあまりないかもしれないが、

御三家の桜蔭を志望しているのに、

大学付属校向けの合判模試(首都圏模試センター)では正確な志望校判定はできない

そして、どれだけ高い偏差値を出していても当てにならない。

以上のような結論になる。

つまり、志望校に応じた模擬試験を受験していないと正確な志望校判定はできないし、

正確な偏差値も出てこないということだ。

以上の要件を満たしている。

それでも「志望校を下げなければ…」と悩みが解消されなければ、

個別にメール(contact@altair-waseda-keio.jp)を送ってください。

「中学受験と幸せの答え」をさがしていきましょう。

私はこれからも思っていることを本音で書いていきます。

塾業界で蔓延している非常識を明らかにしていきます。

皆さんに少しでも早く目を覚ましてもらうために!

では、また!

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